礼装の種類

男性の礼装(和装)

正式のものは、染め抜き五つ紋の黒の着物に、仙台平(せんだいひら)の縞柄の袴(はかま)を着用し、同じく染め抜き五つ紋の黒の羽織を重ね、既婚・未婚の区別なく、また慶弔(けいちょう)の違いもほとんどなく、婚礼や成人式などに着用されている。
仙台平とは、絹製の男もの袴地の総称である。平(たいら)は平織りりからきており、江戸時代に仙台藩主の伊達氏が京都西陣の織工を招いて織物産業の興隆を図り、幕府や諸侯へ贈答品にしたところ、特に袴地が好評を博し、この名が生まれた。
羽織は、江戸時代にさまざまな種類が生まれたが、幕末になると紋付羽織袴が武士の準礼装となり、明治時代以降今日に至るまで、広く男性の礼装として受け継がれている。

男性の礼装(洋装)

洋装の男性の礼装は、ちょうど和装における女性の礼装と同じように、酒類とTPOが明確で、その歴史的背景がはっきりしている。

昼間の正式礼装

正式礼装はモーニングコートである。もともと18世紀には乗馬用のコートであったものが、19世紀の初頭から上流階級の男性の間でしだいに日常着に変化した。19世紀後半から昼間の略式礼装となり、20世紀に入ってフロックコートに変わって正式礼装とされ、現代にいたっている。
色は黒で、フロントラインが前から後ろへなだらかなカーブを描いてカットされているため、カッタウェイの別名がある。シングルブレスト(打合せがシングル)、1つボタン、※1ピークドラベルで、後ろの中央のシームライン(縫い目戦)に裾から深い※2フックベンツがみられる。
パンツは黒・白・グレーの縦ストライプで、シャツの襟は前折りのスタンドカラーまたはシャツカラーで、ネクタイは黒・白の斜めストライブまたは白、シルバーグレーを使用する。
フロックコートは、1870年ごろから1900年ごろまでは、資本家階級の日常福であったが、その後、昼間の正式礼装になった。膝丈で、ダブルブレスト、4つまたは6つボタンで、襟に拝絹(はいけん)をかぶせる。

昼間の略式礼装

略式礼装としては、ディレクターズスーツが着用される。ディレクターとは、会社の重役または指導者のような地位の高い人のことである。
ジャケットは黒のテーラードジャケットで、シングルブレイスとである。ジャケットの内側に白やグレーのベストを重ねる。ボトムはモーニングと同じパンツを着用する。シャツは白のシャツカラーでネクタイはモーニングと同じである。

夜の正式礼装

正式礼装は燕尾服である。
前身ごろはウエストの高さまでの丈で、後ろ畑が長く、裾に向かって幅が狭くなっており、中央に深い※3センターベンツがとられている。この部分が燕の尾を思わせるので英語名はスワローテールドコートとなっており、これをそのまま日本語名にしている。
色は黒で、ダブルブレイスと6つボタン、ただしボタンかけはしないで装着する。※4白ピケでつくられたベストを中に重なる。パンツは燕尾服と共布で、外側の縦のシームラインにブレード(テープ状の織物)の飾りがつけられている。前織スタンダードカラーのドレスシャツに白の蝶体を締める。この城の蝶体の特徴から、この礼装を通称ホワイトタイとよんでいる。

夜の略式礼装

メスジャケットとタキシードがある。
メスジャケットの「メス」とは、食事、会食、食堂のことで、熱帯地方でもっぱら着用されていた。今日では、礼装としてほとんどみられないが、格式の高いレストランのウェーターなどの間で着用されている。ジャケットはショールカラー(へちま襟)の白で、丈は短くテール(尾)の部分がみられない。前俺スタンドカラーのドレスシャツに黒の蝶タイ、ウエストに※5カマーバンドを締めている。タキシードは19世紀末、アメリカの会員制クラブ、タキシードパーク・クラブのメンバー・ユニフォームとして生まれた。上下とも黒でジャケットは背広型であるが、下襟はピークドラペルかショールカラーで、フロックコートとおなじように拝絹で覆われている。前折れスタンドカラーの白のドレスシャツ(前身ごろにピンクタックやフリルの飾りがついたものが多い)に黒の蝶タイを結び、黒のカマーバンドをつけている。そこで通帳ブラックタイとよばれている。
我が国では、昼も夜も白のネクタイを結んだ、黒のダブルブレストのスーツが広く礼装とされている。これは欧米の習慣にはないものである。そもそも、ダブルはシングルよりカジュアルなジャケットなのである。
※1ピークドラベル
ラベル(下襟)の先が剣(つるぎ)のようにとがった襟のこと。
※2拝絹(はいけん)
襟の折り返し部分を覆い飾る絹布
※3センターベンツ
ジャケットやコートで、背の中心の裾に入れたあきのこと。
※4白ピケ
うね織の織物。フランス語のステッチを割く(ピゲ)ような布面からできている。
※5カマーバンド
横に数本のひだをとった腹帯上のベルトの一種。ベストの代わりに考えられたものといわれており、もともとインドのヒンディー語での腹帯の呼び名からきたもの。

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